優しい薬膳料理

2024.09.26

『がんカフェ はなのね』の「優しい薬膳料理」講座に参加してきました。
『がんカフェ はなのね』では、何も考えないでモノ作りに集中したり、おしゃべりをしながら手を動かしたりする課外活動が毎月テーマを変えて行われています。フラワーアレンジメントや絵本セラピー、ヨガなどもありました。

国際中医薬膳師の先生が下準備をしてくださっていたので、簡単に調理をし、ホットプレートを囲み団欒し、とても和やかで楽しく、美味しい時間を過ごすことができました。
薬膳の講話も興味深く、とても勉強になりました。

秋の薬膳メニュー  〜潤肺行気〜
  ○ ささ身とにんじんの蜂蜜炒め
  ○ 蓮根のマヨネーズ和え
  ○ 白木耳(しろきくらげ)のスープ
  ○ 大葉と生姜のご飯
  ○ さつま芋の蜂蜜絡め

薬膳料理は、季節の変化に合わせて体調を整え、体の不調を予防するのに役立ちます。

秋は、乾燥しやすい季節の為、肺に適度な湿り気を与えて潤し、気の流れを促進すると良いようです。

潤肺行気の効果
 ・呼吸機能の改善
 ・免疫力の向上
 ・水分代謝の調整
 ・皮膚の健康維持

中国人にとって、薬膳料理は食事以上に伝統的な健康法の1つです。中国では、紀元前から食事と健康について注目されていました。それに比べ、日本は、学校給食が始まった1889年(明治22年)頃からだそうです。栄養の歴史の差を歴然と感じます。

日本人は、メニューを考えてから食材を選びますが、中国ではは、食材を決めてからメニューを考えるそうです。また私たちの「美味しい」は、味覚から判断されますが、中国の「美味しい」は、身体が喜ぶものが基準だそうです。
いろいろ違いますね。

学び多く、その上とっても美味しい料理をたくさんいただきました。
特に白木耳のスープ、身に沁みました。
御馳走様でした。

私たちの身体は、食べ物からできています。
具合が悪くなったら、薬で直せばよいではなく、普段から良い体調を保つことが大切です。

身体と相談しながら、喜びそうなものを取り入れられると良いですね。

今日もお読みくださり、ありがとうございました。

追記:今の秋の季節は、白い物を食べると良いそうです。 
   白木耳、大根、蓮根、里芋、白菜、梨などです。
   蜂蜜も火を通して使った方が温め効果があるそうです。ご参考までに

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