2025.01.21
先日、五泉市のがんカフェ 「こころ」さんに参加させて頂きました。
私は、昨年がんカフェと出会いました。昨年まで外科看護師でがんの宣告をされ、そこから治療、たとえば手術・化学療法・放射線療法・緩和療法などを選択されている患者様や手術を受ける患者様とご家族様との関わりを持たせて頂きました。しかし今思うと、私はその方々のお話をゆっくり聞けていたかは疑問です。もちろん、そこをうまくしっかりしている素敵な看護師もいます。医療の現場では、診療や処置がメインになるため時間の制約ができてしまい、なかなか難しいこともあります。
がんカフェとは
交流と共有の場
がん患者や家族が互いの経験や気持ちを共有し、腹を割って話せる環境を提供します
情報交換
治療や副作用、生活の工夫などについて、参加者同士で情報を交換できます
心理的サポート
不安や悩みを語り合うことで、精神的な負担を軽減します
学びの機会
がんカフェによっては、専門家によるミニレクチャーで健康・食事・体操などの情報の学びがあります
コミュニティ形成
同じ経験を持つ人々との繋がりを作り、孤独感を軽減します
生き方の探求
がんと共に生きることや、人生の意味を考える機会を提供します
リラックスの場
カフェという形式を取ることで、リラックスした雰囲気の中で交流できます
去年、最初に新潟市にあるがんカフェ「はなのね」さんに参加させて頂きました。とてもパワフルで素敵なセラピストの方と出会い、新潟市西区で開催されている「みんなのはなのね」で心を穏やかにする素敵な歌を聴くことができるからよかったらとお誘いいただきました。それががんカフェへの初めての参加でした。「はなのね」さんは、新潟市西区と中央区で様々な活動をされています。5名くらいのグループ毎でお話をする会、個別に話す会、またイベントも開催されていて、ヨガ、薬膳料理など色々趣向を変えて開催されています。ご興味のある方は、ぜひホームページをご覧ください。
そして、五泉市にも「こころ」さんというがんカフェがあることを聞き、今回2回目の参加となりました。3ヶ月前にお話をさせていただいたご利用者様の表情が良くなって、楽しそうにお話しされている姿を拝見でき、とても嬉しくなりました。もちろんその方々の治療のタイミングなども関係しているのかもしれませんが、こうやって継続して参加されているということは、ここでお話をしたい、それぞれの人に何か得るものがある、大切な場所なのだと思いました。
がんカフェでは、名前を名乗る必要もありません、そこで会話された内容はお互いの心に秘めるだけで、外での発信はされないというお約束が大前提となっています。
五泉市のがんカフェ「こころ」さんは、毎月第二土曜日の午後2時から4時に五泉市福祉会館で開催されています。がん経験者、医師、看護師のスタッフも参加されています。私も微力ではありますが、参加できる時にはお手伝いさせて頂きたいと思っています。
がん患者の方、もしくはご家族の方、がんの患者様に新たなコミュニティができると人によっては、少し安心したり、元気をもらったり、活動意欲がでたりと素敵な状態になりますね。お話会だとお話をしなければならないと思う方もいらっしゃるかもしれませんがその必要はありません。ただ座っているだけ、ただお話を聞くだけでもいいんですよ。
ご興味のある方は、下のQRコードからお繋ぎください。
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