気力の大切さ

2025.04.16

父との関わりで気力の大切さを改めて感じました。

父は、とにかく長く生きたい!と望んでいました。数年ぶりに、父と父の兄(伯父)が再会しました。伯父は食事が取れず点滴をしていて痩せ細り以前と違うその姿を見て、父は「ああなってしまうのか、怖い」と心の声を漏らしました。父がそんな言葉を言うことに驚きを隠せませんでした。

体調不良の原因はよくわかりませんが、しばらくの間、微熱と体が壊れたみたいだと言い苦痛を訴えていました。毎日の体操ができなくなり、ベッドで寝ていることが多くなり、たびたび転倒、その度にどんどん自信がなくなる姿を目の当たりにし、娘として本当に切ない気持ちになりました。

先日また自宅で転倒し今度は意識を無くし、救急車騒動に。ありがたいことに幸い命に別条はありませんでした。しかし、入院の間にリハビリ介入しても、具合が悪いからなどとリハビリが進まない状況が続いています。

面会制限がまだあるため、先日やっと会えました。思ったよりも話をしてくれましたが、自信のなさが表情そして体全体に現れていました。今まで、子どもたちには面倒をかけたくない!と言いながらとにかく頑張っていたその気持ちの糸がぷつんと切れたそんな感じでした。早く退院したいと言うと思っていましたが、こんな状況じゃ帰れないと入院を継続することになりました。この度は、ほんの少し手をさする事しかできませんでした。

今回父と向き合う中で、心の元気がどれほど体に影響するのかを身をもって感じました。
そして、ずっと強くいようとしていた父が「怖い」と言ったことに、胸が締めつけられるような思いでした。年を重ねるということは、体力だけでなく、自信や気力とも戦うことなのだと、改めて知りました。

私にできることは限られているかもしれませんが、父の「気持ち」を大切に、そして寄り添っていきたいです。
みなさんもどうかご自分を優先にそして大切にしてください!

今日もお読みくださり、ありがとうございました。

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